中田屋のこだわり
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移りゆくときの流れにも、
変わらぬ古雅の味色や形を愛で、味や香り、触感を愉しみ、そして季節の便りを耳にする…。和菓子は五感で楽しむ芸術品です。金沢は加賀百万石によって育まれた茶道文化によって彩り豊かな和菓子が数多く生まれ、人々の暮らしに息づいています。中田屋は昭和九年の創業以来、伝統の味と製法を守りながら、全国の皆さまに愛されるきんつばを作り続けております。大納言小豆の風味、簡素で上品な味わいをどうぞお楽しみください。
素材へのこだわり
Commitment to Ingredients安全・安心、そして美味しく
中田屋の「きんつば」は北海道の大地で大切に育てられた大納言小豆を使用しております。
大納言小豆は普通の小豆よりも大粒で煮崩れがしにくく、糖分が多く味もしっかりしている為、粒あんにこだわる中田屋にとって最適な小豆です。
小豆にはビタミンB群や食物繊維が豊富に含まれ、疲労回復などの効果が、皮に含まれるサポニンには中性脂肪やコレステロールを低下させる働きがあります。
中田屋は、地元の素材にもこだわりを持って美味しさを追求、能登大納言小豆や五郎島金時(さつまいも)を使用した商品など、お客様に笑顔をお届けできるよう、新たな商品開発にも取り組んでいます。
伝統の製法
Traditional Manufacturing Process昔も今も変わらずに
京都、松江とならぶ和菓子どころとして、全国に知られる金沢。中田屋は昭和9年に石川県鶴来町にて創業、昭和21年に現在の東山に移転、以来、お蔭様で「きんつばと言えば中田屋」と呼ばれ親しまれるようになりました。中田屋のきんつばの、その特徴は半分に割ったときに見ることができる、艶やかなつぶ餡です。職人が大粒の大納言小豆の形を崩さないよう、丁寧に時間をかけてじっくりと炊き上げたものです。四季の気候の変化が大きな北陸では、温度や湿度管理によって小豆の炊き方を変えるなどの工夫が必要です。こうして、小豆餡は職人の永年の経験と勘によって中田屋のきんつばに最適な状態に炊き上げます。
伝統の技法を、ベテランと若手の職人が日々創意工夫しながら、「中田屋の味」として継承しています。また、変化する時代のニーズへの対応も心がけており、新たな商品開発に取り組んでいます。
人材育成
Talent Developmentおもてなしの心
新入社員を対象にした新人研修では、熟練の職人の指導の下、全員がきんつばの焼き方を習います。中田屋の伝統の技法を学び、先達の努力や苦労を身をもって体験することで、中田屋の社員としての自覚を持つことができます。この他、商品出荷、配送、店頭での接客を経験した後、各所へ配属となります。